社労士コラム

ワーク・ライフ・バランスについて(9)   [2012.10.18]

   本日もワーク・ライフ・バランス支援の取組みのポイントをお話しします。

― 職場内のコミュニケーションの円滑化 ―
   ワーク・ライフ・バランス支援に不可欠な取り組みが、職場内のコミュニケーションの円滑化です。このコミュニケーションの範囲は、直属の管理職と社員はもちろん、社員同士、社長と社員などを含みます。

   社員の一人ひとりが仕事はもちろん仕事以外の生活でどのような事情を抱えているのかが理解できなければ、管理職による部下に対する支援や同僚どうしのサポートができないからです。
   具体的な方法に関しては、別途にご説明します。

   管理職にとっては、根本的な必須事項であり、いまさらですが、ワーク・ライフ・バランスにとっても重要なことになります。
    
  たとえば、フルタイム勤務のカップルであれば、保育園の送り迎えを夫婦で分担することが必要になると思われます。
   このような状況を夫である社員が上司に相談した場合、「お前が送り迎えするの? それは奥さんの役割じゃないの?」「そんなことしていたら責任ある仕事を任せられないよ」と言われそうだと考えて、管理職にそうした事情を言えないまま、仕事と子育てを両立させていかなければならない状況に追い込まないことが必要なのです。

   では、なぜ、このような状況になるのでしょうか。
    一つには、日頃のコミュニケーションの問題ですが、その他に①日頃のコミュニケーションから相談されなくても推測できるのに気が付かない、②日頃の言動から上記のような反応が予測される上司と認識されているが考えられます。
   これこそがまさにワーク・ライフ・バランスの阻害状況の典型例です。管理職としては、部下が本音を言いにくい職場でないか点検することが必要となります。

   上記の②対策としての管理者の教育の重要性が理解されるのではないでしょうか。

   話は外れますが、このコミュニケーションの円滑化は、労務トラブルの未然防止にも重要です。
   ある人からの話ですが、労務上のコンプライアンス面で多少の不備がある社員20人位の企業に関してのものです。
 でも、この会社は、不思議と労務トラブルまでに至りません。話をされた方がいろいろ考えた結果、コミュニケーションの良さによるものと分かったそうです。
 社員には、社長自身と年齢の近い社員、逆に若い社員、あるいはひとりは大学、もうひとりは高校への進学を控えている子供が2人いる社員など、いろいろなタイプがいますが、社長はそうしたひとりひとりの社員の特性に応じて、上手なコミュニケーションをとっておられたとのことです。
 社長自身が、どのような相手に対しても敬意を持って接しておられるのです。

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