社労士コラム

社会保険での「月末退職」と「月末の1日前退職」   [2013.05.17]

ある顧問先に再就職入社された方について、前の会社の退職日が「月末の1日前」、具体的には「3月31日」ではなく「3月30日」が退職日になっていました。

社会保険の仕組みを知っている人から見ると、言葉は悪いですが、前の会社は、会社の都合を最優先にするケチな会社だったんだと思います。

明らかに、会社が3月分の社会保険料を節約するための流れに乗せられたのです。

確かに、このような節約(たった1人の1か月分経費を浮かせること)は、ほとんどの退職社員が社会保険の仕組みを知らないことをいいことに「このようにすれば、あなたは、3月分の保険料を払わなくてよくなります。」などと言って、しばしば行われています。

でも、退職する社員(例えば4月1日に次の会社に入社することが決まっている場合)にとっては、3月30日退職では、3月分の社会保険が空白となり、途切れます。

この空白を無くすために、原則的には、この1日のために3月は国民年金に加入しなければなりません
この場合の国民年金の保険料は、削減できた厚生年金保険料とあまり変わらないのではないでしょうか?

つまり、退職者にとって、保険料削減の効果は薄く、逆に、将来の年金の事を考えるとデメリットの方が大きいのです。

種々の事情はあるでしょうが、退職者本位に考えて下手な小細工をしない方が、結局は会社にとって良いことだと思うのですが・・・

特に、退職者のほとんどは社会保険の仕組みを知らないのだから「まずは、持ちかけてみよう。もし、知っていたとしたら引っ込めれば良いのだから」と安易に行うと思わぬしっぺ返しにあいます。

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