社労士コラム

社会保険料の変更について   [2012.09.14]

   毎年1回、社会保険料を見直すための「算定基礎届」。その届出結果により、9月から社会保険料を変更しなければなりません。

はじめに
   社会保険料は、加入者(被保険者)の給与を切りのよい数字=標準報酬月額に当てはめて、標準報酬月額に保険料率を乗じて決められます。ここでは、7月に提出した「標準報酬月額算定基礎届」による保険料の変更について、ポイント別に説明します。

社会保険料の変更について

【1.標準報酬月額はどのように決定するか】
   「毎年4月、5月、6月に支払った給与」
の平均額を標準報酬の等級に当てはめて「その年の9月分以降」の標準報酬月額を決めます。この平均計算による結果を報告する書類が「標準報酬月額算定基礎届」です。

【2.平均額が実態と合わない場合はどうするか】
   平均計算の結果が実態に合わない場合は、算定基礎届を記入する際、実態に合わせるために調整することができます。
     ○ 病欠や育児休業により給与が低下する
     ○ 特別な繁忙期が4月~6月に重なり給与が増加する

上記のような理由に該当していながら単純平均で算定基礎届を提出している場合、正しく標準報酬月額が決定されていない可能性がありますので、今一度ご確認ください。 

【3.標準報酬決定の結果はどのように知らされるか】
  
8月上旬~中旬に、年金事務所から「健康保険・厚生年金保険被保険者標準報酬決定通知書」が届きます。現状と掛け離れた標準報酬が記載されていないか、ご確認ください。

【4.新しい保険料天引き額はいくらか】
  
標準報酬決定通知書には保険料額は記載されていませんので、会社で計算しなければなりません。次の要領で保険料天引き額を計算してください。

①   自社の保険料率を調べる
<健康保険>
  
全国健康保険協会であれば都道府県単位で、健康保険組合等であれば組合ごとに保険料率が定められています。今年9月に健康保険料率の変更はありませんが、念のため「協会けんぽ 都道府県支部」「健康保険組合」のホームページなどで正しい保険料率をご確認ください。
また、40歳~65歳の方は介護保険料の徴収対象となりますので、介護保険料についても併せてご確認ください。(平成24年9月時点:1.55%)

<厚生年金保険>
平成24年9月から保険料率が下記の通り変更となりますのでお気を付け下さい。
16.412% → 16.766% (※一般の事業所の場合)

 ②   決定通知書の標準報酬月額に保険料率を乗じる

保険料負担は労使折半なので、天引き額は半額となります。

【5.いつの給与から天引き額を変更するか】
  
前述の通り「9月分」の保険料から変更となります。しかし、給与の締日や支払日は会社によって異なるため、変更のタイミングには注意が必要です。

社会保険料は、本人負担分と会社負担分を合わせて、当月分保険料を翌月末日会社の口座から引き落としされます。給与計算のルール上、当月保険料を「当月給与から天引きするか」「翌月給与から天引きするか」のどちらにするか、今一度ご確認ください。

お気軽にご相談ください

  • 初回無料相談受付中

サービス案内

  • 顧問サービス
  • 就業規則の作成

その他サービス

情報コラム

情報コラム新着記事

事務所案内

  • 磯野 仁 社会保険労務士事務所
  • 代表:磯野 仁
  • 〒723-0144
  • 広島県三原市沼田東町末広325-51
  • 電話:0848-66-0646
  • FAX:0848-66-0646
  • 営業時間:平日 9:00~18:00

事務所案内の詳細

お問い合わせフォーム