人事労務情報

出向者に関する労基法上の使用者責任   [2012.09.12]

ここでの出向者は、在籍出向者です。
つまり、出向元との労働契約関係を維持したまま、業務命令により出向先との間に労働契約関係を生じさせ、出向先において、その指揮命令に基づき継続的に業務に従事するものです。

この場合の出向者に関する使用者責任は、次のようになります。

(1)  賃金関係:控除協定も含めて、現に出向者に対する支払い責任を負っている側が責任を負います。
                       文章としては、おかしいですが、確かに、この通りです。

                        実際的な事を言えば、出向者は、出向先の指揮命令の下に出向先のために労務の
                        提供をしていることから、出向規定等で定めがない場合には、出向先の賃金基準により
                        賃金の支払いを受けます。

                        しかし、労働条件の低下を避けるために、出向規定や出向契約書等の定めで、出向元
                        基準により出向元が支払うとする例の方が多いようです。
                        また、出向先基準分を出向先が支払い、出向元と出向先の各基準で算定された所定内
                        賃金差額を出向元が出向者に支払う例もあります。

(2)  労働時間・休憩・休日・休暇関係:三六協定等も含め、出向先が責任を負う。

(3)  安全衛生出向先が責任を負う。

(4)  災害補償出向先が責任を負う。労災保険についても出向先にて加入する。

(5)  就業規則出向元・出向先双方が権限を有する事項について責任を負う。

(6)  賃金台帳・労働者名簿出向元・出向先双方が責任を負う。

 

以上、出向者の使用者責任に関して でした。

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